やる気の出し方 まとめ

勉強や仕事など何事においてもやる気というものは重要だ。やる気のあるなしで作業に対するパーフォーマンスも大きく変わってくる。なので今回はやる気の高め方について考察していこうと思う。ここで挙げた方法をぜひ受験や仕事などの場面で生かしてほしい。

1やる気とは事後的なものである

一般的にやる気とは行動を行うための動機であり、やる気があって行動が生まれていると考えられている。一見この見方は正しいように思えるが、実は脳科学的にやる気を出す方法とは行動をを行うことそれ自体によって生まれると考えられているのである。これは「作業興奮」と呼ばれる現象であり、ある行動を行っていく中で脳の側坐核と呼ばれる部位を刺激しドーパミンの放出が促され、結果的にやる気が出てくるということである。つまりやる気を出すとはこの作業興奮をいかに多く引き起こすかにかかっているのである。

では作業興奮とはどのように効率的に起こせるのであるか?実は作業興奮を起こすためにはどんな些細な行動であってもいいのである。重要なのはとにかく行動を始めることにあるのである。つまり、1分でも2分でもまずはとにかく作業をする習慣を作ることが重要がある。もちろん、一発でやる気が出ない場合もあるだろう。そういうときはとにかく行動することを反復することでおのずとやる気は出てくるのである。また、この時の行動とはなるべくハードルの小さいもののほうが好ましい。なぜなら、勉強初めに難しいものなどを行おうとして、その問題が解けなかったりしたらその行動に対するモチベーションが著しく低下してしまうからである。なので、やる気が出きっていない最初の数分間は学習を目標とした勉強というよりも、いわばやる気をだすための勉強と捉えて行うことをおすすめする。こうすることで勉強に対する心理的なハードルを下げることにつながり、効率的にやる気を出すことができるのである。まとめると、やる気を出すためにはとにかく考え事をせずに行動しろということである。これは費用や時間がかかるものではないので、読者の皆さんには今日からぜひ取り入れてほしい。

2やる気出すためのルーティンを決めておく

やる気や集中力を高めるためには、じつはルーティンというものが使える。ルーティンとは「いつもの決まった行動」を指す用語である。ここでおすすめする方法とは勉強やある作業を始める時にするルーティンを決めておくということである。なぜならば、あるルーティンを行ってからやる気や集中を出すことを続けていくと、脳がそのルーティンを行ったら集中モードに入ると次第に認識するようになるからである。このルーティンを使いこなすことで集中したいときに手軽に集中力を高めることができるのである。ルーティンとしておすすめなのは手軽に始められるものがおすすめである。例えば、勉強や作業を始める前に背筋を伸ばしたり、深呼吸をしたり、眼鏡をかけなおしたりするなどやり方はいろいろと考えられる。重要なのは継続することである。やはり脳に覚え込ませるためには「継続と反復」ということがカギになってくるのである。これも費用や時間がかかるものではないので読者の方にはぜひ今日から試していただきたい。

3やる気をなくす要因を排除する

次にやる気を高める方法ではなく、やる気をなくしてしまう要因について考えていこう。当然やる気を高める方法は重要であるが、それと同じくらいやる気を下げない方法ややる気をキープする方法は重要なのである。まず、やる気がなくなってしまう要因として考えられるのは疲れである。これは、精神的疲れと身体的疲れ両方に当てはまる。これらをなくすためには睡眠、食事、瞑想などがカギになっていく。やる気があまり出ないときは思い切って少しだけ寝てしまうのも一つの方法である。ストレスなどもあまりためてしまうと精神的な疲れに繋がるので、適度にストレス解消することも重要である。

つぎにやる気をなくしてしまう要因として考えられるのは「ドリームキラー」と呼ばれる存在である。ドリームキラーとは夢や目標などを否定してしまう存在である。大きな目標を仮に立てたとしても、ドリームキラーの干渉によりやる気やモチベーションの低下を引き起こしてしまうことがある。ここで重要になってくるのはドリームキラーとはあまり関わらないようにするということである。このようにしてゴール(目標)は高いままにして保つことができるのである。